きっかけは部分的導入
── オンライン学習の必要性 ──
弊社 LiveBoard の使い方で多いのは、複数教室を展開していて特進クラスや高校部を新設したいという需要です。全体で一気に導入するのはコストも大きいですし、その地域のマーケットに合わなかった場合のリスクも考慮してのことです。
特進クラスという特殊性
今までだと、特進クラスや高校部は本部校に集約して授業をする、というパターンが一般的でした。ただ、教室展開の範囲が広い場合は必ずしも通える生徒さんばかりとは限りません。そういう時は仕方なくそれぞれの教室で個人指導を…となるわけです。
講師確保のコスト
ここで問題になるのは講師の数と質、そしてもちろん効率です。経営者の立場から見れば、人気講師を個人指導に使うのはちょっとリスクありますよね。できれば一斉指導に入れたいと。口コミも狙えると。いい講師はそんな簡単に雇えるわけではないですし、育てるにも時間と経費がかかります。
そうか、だからオンラインなのか。という方程式が成り立つわけです。
生徒確保のコスト
オンライン授業と聞くと、いかにも「インターネットで生徒数が100倍に!」のような威勢のいいイメージがあるかもしれませんが、それはちょっと違います。いや、違わないんです。違わないんですが、ネットが普及した現代では、そういった集め方をするには莫大なマーケティング費用がかかります。甘くはありません。
手の届く範囲から
弊社の LiveBoard を導入した塾さんの多くは、とにかく「今いる生徒に質の高い授業をしたい」とか「できるだけいい講師をつけたい」という現実的な動機なんです。経営のかたわら現場に復帰した方もいます。多くの生徒に質の高い授業ができるのは自分しかいない!という気持ちなんでしょうね。素晴らしいことだと思います。
まずは地に足のついた部分から始めてはいかがでしょう。オンラインコースの新設で様子を見てもいいでしょうし、◯◯大学◯◯学部向けとか情報Ⅰの短期コースのようなニッチな部分でもいいでしょう。オンライン硬筆講座なんかも LiveBoard の良さが生きると思いますよ。
いずれにせよ、導入のきっかけは「今いる生徒さんと保護者様の満足度を高めたい」そういう手の届く範囲から始まっているという、そんなお話でした。
LiveBoard トピックス
今日はある保護者様から寄せられたエピソードです。
小学4年生のお子さんなんですが、本が好きなので小学生向けの物語を次々と買い与えていたとのこと。でも1日で読んでしまうし、なぜか図書館は嫌いらしいし…というお話でした。
これを聞いて、あれっ?と思ったのでこう言ったんですね。
「なぜ小学生向けの本なんですか?あと、文章なんてネットにいくらでもあるじゃないですか」と。
それでいろいろと試したそうなんですが、その結果、リビングの大画面テレビが合っていたようで、そこに青空文庫を映してずっと読んでるらしいです。理由はよくわかりませんが、本は手に持って読むものというのはただの固定概念なんですね。面白いものです。