双方向授業とは?オンライン授業の形式やメリット・デメリットを解説
双方向授業とは…?
双方向授業とは、講師(教える側)と生徒(教わる側)が双方向のコミュニケーションを取りながらすすめる授業です。
これまでの授業は、講師が生徒に一方的に授業をし、獲得した知識を使うのは課題やテストなどのときだけでした。
それに対し、双方向授業は、生徒が先生に対して発言をする機会を設けます。先生は授業中に生徒に問いかけ、それに対して応えることによって、歩調をあわせた授業を行うのが特徴です。
オンライン授業における双方向とは…?
オンライン授業において、「双方向」というキーワードをよく耳にしますが、オンライン授業における「双方向」とは、「先生・生徒が双方向でやり取りをできる」ということを意味します。オンライン授業にはさまざまな形態がありますが、ここで主な形式について解説していきます。
オンライン型映像授業
映像授業は、月々の定額や講座毎に料金が設定され、生徒は好きな時間にスマートフォンやPC・タブレットで動画を視聴します。講座とセットで確認テストが用意され、単元毎に習熟度を確認することができます。
オンライン型映像授業のメリット
オンライン型映像授業のメリットは、「好きな時間に動画を視聴できる」「必要な動画をすぐに復習できる」ことが挙げられます。
部活動や習い事など、毎週決まった時間に塾などに通い、授業を受けることができない場合には、オンライン型映像授業が適しています。
オンライン型映像授業のデメリット
オンライン型映像授業のデメリットは、「モチベーションの維持が難しい」「質問・疑問を解決しにくい」ことが挙げられます。
映像授業は自分のペースで視聴できることがメリットになりますが、これにより通常の授業のようにペースを自ら作る必要があります。周りで同じペースで動画を視聴している友人がいないこともモチベーションの低下につながると言われています。
また、映像授業の多くは「テキスト+動画+確認テスト」のみとなり、授業内でわからないところがあった場合に質問等をすることができません。
オンラインライブ授業
オンラインライブ授業は、決められた時間にZoomなどのビデオ会議ツールを使用しながら行う授業です。学校のような「一斉(集団)指導」や「個別指導」形式があり、それぞれのニーズに合わせて形式を選択します。
オンラインライブ授業のメリット
オンラインライブ授業のメリットは、、「学習ペースを作りやすい」「先生に質問しやすい」ことが挙げられます。
オンラインライブ授業は、毎回決められた時間・回数を行うため、学習ペースを維持しやすいと言われています。
また、先生とライブで繋がっていることから、その時にわからなかったことをその場で質問することができます。
オンラインライブ授業のデメリット
オンラインライブ授業のデメリットは「安定したネット環境が必要である」「時間的拘束がある」ことが挙げられます。
オンラインライブ授業は、リアリタイムに講師と生徒が繋がっているため、通信トラブルが発生した際に授業ができなくなる可能性があります。不具合によって途切れてしまった生徒への対応や保障に追われる可能性があります。
また、時間割や予約に沿って授業に参加するため、時間や場所に縛られないオンライン授業でも特定の日時に参加しなければならないことが挙げられます。
まとめ
双方向授業とは、講師と生徒が双方向でコミュニケーションを取りながら進める授業のことです。生徒により深い理解を促すことができる授業として注目されています。
また、オンライン授業における双方向授業は、さまざまな機能・ツールを活用しながら行う「ライブ配信形式」の授業で、生徒が受け身になりがちなオンライン指導でも活発な授業を実現できるとして注目されています。
それぞれのメリットを組み合わせながら、学習効果の向上を目指しましょう。